視覚障害者の外出をサポートする同行援護従業者養成研修。最終日は実技実習を中心に行いました。 歩行動作・座席への案内・階段・エレベーター・エスカレーター・お手洗いなど、場面別にパートナーを安全に誘導する実技指導をしていただきました。アイマスクをつけて行った食事体験では、お箸で適当なサイズに割って食べることが難しくお口いっぱい(^0^;)
講義で学んだことを実際に実技実習で行ってみると、安全や場の状況を伝えるための声掛けに加え、手の動きや距離感すべてに気を配る事ってすごく難しい。人によって歩く歩幅もペースも周りの環境も違って同じ状況はないのです。知らなかった!考えたことなかった!と実際にやってみる中で必要な配慮に気付き、しまった!と思う失敗を実習の中で出来たことがとても貴重な学びとなりました。 視覚に障がいのある方に対して伝える言葉や表現力によって、頭の中で思い描く世界はガラリと変わってしまいます。8割を占める視覚という大きな情報のない世界は、見えないからこそ怖くて不便なことも多いです。それでも周りの協力や工夫によって困難を乗り越えていくことができる。視覚障害者を支える盲導犬のお利口さんな仕事ぶりや愛くるしい様子も知ってほしいな。
「見えないから出来ないという考えは捨てましょう」という先生の言葉通り、講義の中で私が作った折り紙の間違いを修正してくれたのは先生の手の感覚。折り幅は5ミリとか、1センチ上を斜め上を折るなど、細かい部分の折り目も丁寧に。先生は私の折り間違った箇所を手で触れてすぐに見つけて、折り紙広げて再び微調整してすぐに修正しちゃいました!
紫色の服が私が折って先生に直してもらった洋服。綺麗なのが視覚障害のある先生が折ったお手本。可愛い猫さんは先生がプレゼントしてくださった切り絵の封筒です♪ 今回私が学んだ視覚障害も、点字、白杖体験、盲導犬に介助犬など、部分的には知っていても当事者の生活や工夫を知る機会は少なく、まだまだ理解は限定的です。理解が広まってくためには・・・見えないから、歩けないから、話せないから、障害によって何かができないという先入観を捨てて歩み寄らないと!実際にそんな状況に置かれても工夫や努力で乗り越えてきた方と時間を共にすることが1番かなと思います。 [if !supportLineBreakNewLine] [endif]研修を無事に終了した帰り道、イルミネーションを見て帰りました。私の同行支援研修修了証書もイルミネーションの中に置いて輝いてます♪ど〜こだ?
冬ももうすぐ本番。大阪駅の周りの木々は電飾でキラキラしていて、赤いプレゼントBOXのハートモニュメントは、赤いバラの花びらで覆われてとっても可愛いですよ。視覚障害のある方に対してこんな綺麗な冬の夜の景色を、あなたならどんな言葉で伝えますか?
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