【車椅子ユーザー沖縄本島1泊2日旅】
- 櫻井純
- 2017年12月12日
- 読了時間: 3分
今年度は各種公共交通機関の営業や整備担当者と車椅子ユーザーが旅行しやすく安心な対応の協議や設備の見学を、また観光地の受け入れ施設のバリアフリーの取り組み実施例を数多く学ばせていただいております。 今回は車椅子ユーザーの太田の沖縄旅行。旅行の手配から添乗まで櫻井が担当。主な現地移動手段は観光タクシーで行程は次の通りです。 <行程1日目> 神戸空港発→那覇空港着

添乗員櫻井と観光タクシードライバーが空港ゲートでお迎え

北部の古宇利島へ。古宇利島の綺麗な海が車窓から見えてワクワク。

古宇離島のパワースポットハート岩。足場が急な岩場と砂場の道だったため、代わりに写真撮影させていただきました。

古宇利島からの絶景が一望できる古宇利オーシャンタワー。移乗と車椅子の積み込みをサポート頂き展望台に向かうカートも乗車できました。


美ら海水族館→アメリカンビレッジ。綺麗なクリスマスイルミネーションとサンセットビーチから見える那覇の夜景をお楽しみ頂きました。

地元スーパー→リゾートホテルバリアフリールーム泊 <行程2日目> 朝食はホテルバイキング。沖縄黒糖パンケーキやチャンプルーなど、地元食材のバイキングを満喫。 ↓ ホテル出発 ↓ 首里城を車椅子ルートでご案内しました。首里城敷地内展望台や内部もぜ〜んぶ回りました。リフトやスロープが整備されていますが、傾斜や観光ルートの距離を考えると自走用車椅子の場合は介助者がいたほうが無難です。



↓ 国際通り。来年度手配予定の観光施設の挨拶回りに立ち寄らせて頂きました。 ↓ しょうがい者・こうれい者観光案内所。空港と国際通りで車椅子やベビーカーの貸出と観光案内を行っている場所です。

↓ 那覇空港にて帰路へ。 沖縄本島は自然景観保護や文化財保護の必要性もあり、実際は1人では到達困難な観光地は人のサポートが不可欠であるし、複数箇所を回ることが体力的にも移動も困難な場所が多いです。今回の沖縄旅は車椅子ユーザーの苦手と不便を全面的にサポートしました。車椅子での沖縄旅の悩みと対応は次の通りです。 <実際の車椅子での沖縄旅の悩みと対応> ①車椅子で旅する場合、飛行機と宿泊先の対応が不安です。 →航空会社の方と航空便とホテルを直接対応交渉させていただきました。。 ②傾斜や段差がある観光地や観光施設は厳しそう →ドライバーと櫻井が移動面でほぼ全サポートさせていただきました。。 ③私がいたらみんなが行きたい場所に行けないから申し訳ない →旅の途中で遠慮して不安で諦めがちな場所もお節介でお連れしました。 ④見た感じ車椅子じゃ行けなさそうだから・・・。 →車椅子で到達が不可能な地点の絶景は、代わりに足を運び写真撮影させていただきました。 沖縄添乗中の合間に合わせて現地のバリアフリー調査も実施。障害者や高齢者、ベビーカー利用者、外国人など、 多様なユーザーが外出時に求める情報を共有・発信するアプリ「Bmaps」を使用してみました。写真は登録スポット首里城の奉神門のスロープ利用しているところ。


また来年度のお客様の旅行手配調整を兼ねて、受け入れ施設のホテルや食事場所も挨拶周りを行いました。 昨今ではネット予約が簡単になりましたが、内容の充実した安心なバリアフリーな旅行は人の繋がりが必要不可欠です。 障害当事者が公共交通機関、観光施設、色んな場所を訪れては下見を繰り返し直接対面で交渉する業務スタイルは一見非効率ではありますが、確実に心に残る素敵な思い出や人間関係を形作ると信じて動き回っています。 関係各社の皆様、沖縄滞在中は手厚いサポートお世話になりありがとうございました!またお客様をお連れする機会に再会出来ること楽しみにしております!
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