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【旅行活動テレビ放送お礼】

NHKニュースLIVE!ゆう5時をご覧になって頂いて、お問い合わせ頂いた視聴者の皆様ありがとうございました。放送中は変わらず病院で処置のため不在にしてましたが、今順番にお電話やメールお返しています。

コロナ禍前の頃は観光や海や空のアクティビティ体験など、配慮が必要な方もたくさん楽しまれた沖縄県。感染予防や拡大防止の観点から観光地を訪れることを控える流れは数年続いており、私自身も沖縄に訪れるのは約3年ぶりで変わっていました。


今回ご参加頂いた方は50年前の沖縄本土復帰時期に沖縄に行かれて以来の沖縄旅行。海に入るのは17年ぶりの方。普段慣れない飛行機や海の体験。皆様を安全にご案内するために、下見と介助サポートの練習を繰り返しことが旅行を実現するために欠かせない準備でした。準備から実施まで約1ヶ月半の期間のやり取りが続いてました。




海に浮かぶチェアボート
海に浮かぶチェアボート

3年前に沖縄で海に入る車椅子チェアボートを使用したのは内海のビーチ。波も穏やかで海まで移動距離が少なく容易に入れる場所でしたが、今回チャレンジしたビーチは外海。海岸まで移動するには急な坂道を長距離移動する必要がありました。車椅子や下肢装具着用では本人も介助者も、移動にかなりの負担がかかることが容易に想像でき、それをなんとかすることも大きな課題でした。


険しい坂道は車でサポート頂きました
険しい坂道は車でサポート頂きました

実際に現地の海までご案内して頂くと、海底は珊瑚礁や岩や石が埋まっていて不安定さがあり、何より風向きによって変わる波の向き、時間ごとに大きく変化する潮の満ち引きの影響が1番の課題であるということが分かりました。





波の揺れや潮目の見方・介助サポートの練習
波の揺れや潮目の見方・介助サポートの練習

実際に私自身も介助して頂きながら海に入ってみて、大きく揺れる波の影響の大きさを体感。普段車いすを使用していると上下左右に揺られる経験は少ないですが、海の中では予期せぬ揺れが襲ってきて酔い怖く感じました。そんな不安を少しでも取り除くために出来ることは地道なサポート練習。私自身が海の中で波に対して背を向けることで体験してる方の揺れを少なくする技術。そしてまた車いすの移動介助と共通する海でのサポートのコツ、波や段差でのお声掛けの大切さなど、2時間程かけて海で教えて頂きました。



高さに配慮されたハンガーラック
高さに配慮されたハンガーラック


高さや幅や配置を調べる様子
高さや幅や配置を調べる様子


下見ではユニバーサルルームとスイートルームを見せて頂きました。シャワーチェアや転倒防止のための滑り止めなど当日を想定した同じお部屋を見せて頂きながら、施設の利用する際に気付いたことを共有させて頂きました。完璧なバリアフリーを目指すということよりも現状まず利用しやすい施設となるよう、一緒に課題を考えるという視点で全国の旅館やホテルや地域一緒に見させていただいています。



旅行の本番、みんなで海を楽しむ様子
旅行の本番、みんなで海を楽しむ様子

今回はお世話になった方々への応援消費も1つの重要な取組。一緒に考えるからこそ成り立つ配慮が必要な旅は、旅に携わる方もかなりの人数を必要としています。ビーチの調査に1人、宿泊関係5人、体験を支える方3人、移動サポートに4人、電話は何度も何度もお話して検討してきた流れがあります。旅の下見や実現にご協力頂いた皆様、当日まで私の体をケアしてくださった医療者の皆様ありがとうございました。 画像や映像では一瞬かもしれませんが、その裏側では皆さんに安全に楽しんでほしいという思いが重なり合って、一緒に実現できたこととても嬉しく思っております。撮影ご協力いただいた各種観光地やホテルの皆様、ご旅行にご参加頂いた皆様、NHK取材班の皆様、撮影は沖縄と大阪で1週間ほど同行頂き今回放送を迎えました。ありがとうございます。





難病や障害当事者が事業者として、旅行業界で社会参加を目指しています
難病や障害当事者が事業者として、旅行業界で社会参加を目指しています

難病の私たちでも、誰かのために出来ることがある。コロナ禍の厳しい状況を経て、事業者としても社会の課題の本質と向き合いながら、人や夢に寄り添えると信じています。




【本旅行の事前プレスリリースURL】


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