秋葉原のサイコムブレインズさんの研修室にて、車椅子と杖で行くウルルシドニー旅の東京報告会を開催。 2018年12月18日〜23日の日程で実施した車椅子と杖で行く海外旅行についてご報告させて頂きました。今回の旅行は車椅子・電動車椅子ユーザーである神経難病当事者と、言語障害の当事者と支える仲間の素敵な物語。障害や疾患によって生じる身体的な不自由を解消するための旅行サービスや通信機器の費用を、一般社団法人Travelfoward様のご支援いただき実施致しました。
櫻井にとってこの旅は難病障害当事者となって初めての海外旅行であり、また旅行の企画手配や仲間の間を取り持つサポーターとして貴重な経験をさせて頂きました。櫻井が19歳の病気や障害と向き合う前の健康だった頃に訪れたウルル(エアーズロック)。そこに闘病しながら多くのサポートを必要とする今の私が再び頂上に到達することを目標に始まった旅。それもいつしか、同じく障害で旅行の不安のある仲間を連れて、理解のある方にサポートして頂きながらみんなで同じ景色や感動を共有出来る旅へと変わりました。 今回報告会で発表した病気や障害と向き合い葛藤する様子も、目を疑うほどの無謀な挑戦に挑む姿も、病気や障害関係なくみんなで助け合い旅する最高の笑顔も、すべて人の優しさで形作られた奇跡。今回の1番の目標「世界遺産として登山が不可能になる2019年10月末までに車椅子ユーザーの私がウルルに登りたい!」の結果は映像でお見せしたとおり、すべてノンフィクションです。身体的な障害により旅が困難な方が理解や協力を得てそれぞれの夢を叶えた今回の旅。旅は時に人の想像を超える感動体験や生きる力を与えてくれることを、今回報告会にご参加頂いた皆様に感じていただけたら嬉しく思います。
私の心意気を側で応援し現地までサポートし続けた旅行メンバー。旅のきっかけとなった仲間や、私の登山練習に付き合ってくださった仲間。今回支援して頂いた皆様。みんなにありがとう^^
次回大阪報告会は3月21日(木)の午後に開催予定。今回の旅に参加してくれた仲間も当日駆けつけてくださる予定です。先日朝日新聞に櫻井の活動について掲載頂いた「難病障害当事者のオーストラリア団体旅行」の詳細をぜひ報告会で!ご都合のつく方にはご参加いただきたくご案内申し上げます。 また5月末には聴覚言語障害の「失語症」の理解と交流のための白浜旅行を開催予定。私も失語症意思疎通支援者として旅のコミュニケーションを支援させて頂きます。障がいのある方もない方も私達と一緒に海を眺めてパンダを見て癒されたい方はぜひお声がけください。